基本用語から専門用語まで、不動産に関わる様々な用語をご説明していきます。
今回は「わ」から始まる用語です。
ワンルーム形式の住戸が一定数以上あるマンションのこと。
具体的な定義はそれぞれの自治体によって異なります。
学生などの単身者用住居や小事務所として使用されます。
分譲タイプのものは、区分所有者本人が住むためだけではなく、家賃収入を得るための投資物件として売買されることもあります。
基本用語から専門用語まで、不動産に関わる様々な用語をご説明していきます。
今回は「ろ」から始まる用語です。
屋根の形状のひとつで、傾斜のない平面上の屋根のこと。平屋根(ひらやね)ともいいます。
陸とは「水平」「平坦」を表す意味です。屋上施設やヘリポートを設置できることからビル、マンションなどの高層建築物に多く見られます。
一般住宅でもシンプルな意匠や屋上に家庭菜園を作るために採用する例もあります。
また、豪雪地帯では落雪事故を防ぐため、鉄筋コンクリート構造で陸屋根を採用する住宅が増えていると言われています。
屋根裏部屋のことです。
グルニエ(天井と屋根の間のスペースを利用した小部屋)と似ていますが、グルニエが屋根裏を利用した収納スペースのことをいうのに対し、ロフトは天井高を高くして部屋の一部を2層式にした上部スペースのことをいいます。
用途としては、物置きはもちろん、書斎やアトリエ、子ども部屋に利用することもできますが、建築基準法上の採光・換気の基準を満たしていないため、居室とは認められません。
金融機関と住宅ローンの借入契約をすることで、正式には「金銭消費貸借契約」といいます。
住宅ローンの契約に際しては、収入証明書、実印、印鑑証明書、重要事項説明書、不動産売買契約書などが必要となります。
また、ローン契約に係る諸費用として、事務手数料(3~5万程度、金融機関により異なります)、印紙税のほか、火災保険料、団体信用生命保険料(フラット35は任意加入)、保証料(不要のローンもあります)、抵当権設定登記費用なども必要となります。
不動産物件を購入する際に、買主が金融機関などから融資を受けることができない場合に備え、売買契約を無条件で白紙に戻すことができる特約を結ぶことがあります。
この特約を「ローン特約」といいます。
また、この特約条項を契約書に記載したものを「ローン条項」といいます。
特約が適用される場合は、すでに手付金などが支払われていても、全額が返還されます。
住宅ローンを借りる際に、連帯保証人の代わりにローン保証会社に支払う手数料のこと。
住宅ローンの「利用条件」に、「保証会社の保証が受けられる人」と書かれていると、保証を受けることが融資条件となります。保証会社は、借りた人が返済できなくなった場合に、金融機関への返済を肩代わりします。
ただし、債務は保証会社に返済することになり、返済義務がなくなるわけではありません。
保証料は借入金額と返済期間によって異なります。支払方法は、契約時一括払いと、金利に上乗せする場合があります。
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今回は「れ」から始まる用語です。
賃貸住宅契約時に、賃借人(借りる人)が家主(貸す人)に支払う一時金のひとつです。
通常、契約が終了しても返還はされません。
礼金は慣習によるもので、法律的な根拠はありません。
また、金額の基準も地域差があり、関東では家賃の1~2ヶ月分が多く見られます。
最近は、家主が空室を避けたいなどの理由で、礼金を徴収しない賃貸物件もあります。
元来は住宅の中でも特に大きくて立派な邸宅、高級住宅といった意味を表します。
日本ではマンションなど集合住宅の名称として、「〇〇レジデンス」や「〇〇レジデンス+地名」といった形で用いられており、本来の意味通りに高級感のあるマンションをイメージして付けられることもあります。
設備の面では、共用施設が充実している、コンシェルジュサービスがある、強固なセキュリティを売りにしているなどの物件や、専有部分の仕様グレードが高い、専有面積がすべて100㎡以上といった物件やタワーマンションにも、レジデンスという名称が用いられる傾向にあります。
油分や煙でキッチンが汚れるのを防ぐために、コンロ上につけた覆い(フード)と換気扇(ファン)を一体化したものをいいます。
調理時の手元照明が付いているものも多いです。
従来の壁に取り付けるタイプの換気扇との違いは、煙や臭いの捕集能力が高く、油汚れの掃除がしやすいことが特徴で、排気だけでなく給気もコントロールできる製品もあります。
債務者(実際にお金を借りた本人のこと)と連帯して債務を負担することを約束した保証人(ある人の身元や債務などを保証する人)のことをいいます。
賃貸契約では「連帯保証人」をたてるか、「保証会社」に加入するかのいずれかが必要になることが多いです。
住宅ローンの場合、返済期間が最長35年と長く続くことで、住宅ローンを借りる人に連帯保証人をつけることが現実的に難しいことがあります。
そこで、多くの金融機関は住宅ローンの借り入れをする人が、保証会社の審査を受け、保証会社が保証できて、保証会社へ保証料を支払うという条件のもと、実質連帯保証人になるという仕組みを作ることにより、連帯保証人は原則必要ないようにしています。
基本用語から専門用語まで、不動産に関わる様々な用語をご説明していきます。
今回は「る」から始まる用語です。
下の階の屋根部分を利用したバルコニーのことをいいます。
マンションでよく見られる形で、ルーフガーデン、ルーフテラスとも呼ばれます。
屋根がなく面積が広いので、普通のバルコニーと比べると日当たりや開放感に優れているといえますが、マンションでは、下が住戸の場合が多く生活音などの音への配慮が必要となります。
広さに応じて使用料がかかるケースが一般的です。
ひとつの住居を他人同士が共同で借りたり、共有して居住すること。
これまで日本では親族以外の他人との入居を好まれないことが多かったため、海外に比べルームシェアはそれほど盛んではありませんでした。
しかし、近年ではシェアハウスなどの台頭により、シェアを前提にした物件も多く見られるようになっています。
基本用語から専門用語まで、不動産に関わる様々な用語をご説明していきます。
今回は「り」から始まる用語です。
屋根の形状のひとつで、傾斜のない平面上の屋根のこと。平屋根(ひらやね)ともいいます。
陸とは「水平」「平坦」を表す意味です。屋上施設やヘリポートを設置できることからビル、マンションなどの高層建築物に多く見られます。
一般住宅でもシンプルな意匠や屋上に家庭菜園を作るために採用する例もあります。
また、豪雪地帯では落雪事故を防ぐため、鉄筋コンクリート構造で陸屋根を採用する住宅が増えていると言われています。
もともとは金融用語で、相場の変動に伴う損失を予測して「先物取引」で保険をかけておいたり、株投資からの「危機回避」という意味で使われます。
住まいに当てはめた場合、マイホーム購入において、将来の変化を予測して様々な保険をかけておく必要があり、世帯主の死亡や事故への備えや、医療保険への加入もマイホーム購入のリスクヘッジといえます。
専有部分の給排水・電気・ガスの配管や天井・壁・床の下地にいたるまで全面的に新設し、建物に新たな付加価値を与える大規模な改修を行うことです。
リフォームが一般的な修繕を意味するのに対し、リノベーションは刷新の意味合いが強いといえます。
例えば、住みたい場所で新築マンションには手が届かない場合に、割安な中古マンションを購入し、自分たちのライフスタイルに合わせた環境に改修して行くことによって理想の住居に近づけることができます。
居間のような、家族の中心となるスペースの事をいいます。
マンションの場合は、ダイニングとリビングが一体になった「LD」の形がよく見られます。
リビングは家族のコミュニケーションの場として、また、くつろぎの空間として、空間デザインの面からも大変重視されています。
通常、一番日当たりが良く、開放感がある位置に配置され、バルコニーとの連続性なども図られます。
キッチンが独立している間取りで、ダイニング(食堂)とリビング(居間)が一体化した部屋のことをいいます。または、キッチンが独立していないリビングダイニングキッチンの間取りの場合のキッチンを除いたスペースを表します。
ダイニングは「D」、リビングは「L」と表記され、リビングダイニングは「LD」と表記されます。
ダイニングは食卓を配置した食事をするための空間、リビングはソファやテレビなどを設置したくつろぐための空間と考えられており、古来の日本家屋では「茶の間」といわれる居室がリビングダイニングの機能を担っていました。
現代の住宅では、キッチンも含めたLDK(リビングダイニングキッチン)の間取りが多く取り入れられており、広さの目安はおおむね、DK4.5~8畳、LDKは8畳以上とされています。
補修・修繕・増築、改築など、既存建物に手を加える工事全般をさします。
リフォームには大別して、老朽化を修復する工事と、ライフスタイルにあわせた改築工事があります。
前者は経年変化に対応して、必要不可欠な工事といえます。後者の場合は、家族構成や生活の仕方に対応した、より積極的な改修工事といえます。
具体的には、外壁の塗り替え、壁紙や床の張替え、水回りの設備の交換などがあり、より積極的に間取りの変更や増改築が行われます。
投資した元本に対する収益の割合のこと。
1年当たりの収益率を年利回りといいます。不動産においては、投資額に対する賃料収入などの割合をさします。
利回りには「表面利回り」と「実質利回り」があり、表面利回りは家賃収入や駐車場収入などを投資額で割ったもので、大まかな収益力を見る指標となります。
これに対して実質利回りは、家賃などの収入から、管理費、固定資産税、修繕積立金、保険料などの経費を引いた金額を投資額で割ったものです。
そのため、正確な収益力をみるのは実質利回りで判断されます。
基本用語から専門用語まで、不動産に関わる様々な用語をご説明していきます。
今回は「ら」から始まる用語です。
一般的に、洗面所が脱衣室を兼ねていて、そこに洗濯機も置かれますが、それとは別の洗濯機や乾燥機が置かれた洗濯室のことをさします。
「洗う、干す、しまう」の作業を無駄なくできるよう設計されていて、室内の天井部から物干し竿を出し入れできる設備などもあります。
帰宅時間が不規則で、外で洗濯物を干せない方にも適しているといえます。
建物や設備、機器などを維持管理するための費用をいいます。
建物では、建築時にかかる費用をイニシャルコストというのに対して、建築後にかかる維持管理や修繕費用などの総費用をランニングコストと呼びます。
建物にかかるランニングコストには、冷暖房にかかる費用、保全費、管理費、修繕費などがあります。
建物のライフサイクルコストで考えると、イニシャルコストよりもはるかにランニングコストのほうが大きいものとなり、建物の品質をランニングコストの面から評価する視点も重要といえます。
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今回は「よ」から始まる用語です。
用途地域とは、計画的な市街地を形成するために、用途に応じて13地域に分けられたエリアのこと。
13地域それぞれに、建てられる建物の種類・用途・容積率・建ぺい率・規模・日影などが決められています。
用途地域は、乱開発から住環境を守り、住居・商業・工業など、それぞれの地域にふさわしい発達を促そうというもので、周辺環境を知る目安になります。
また、長期的な視点に立って決められているので、将来的な住環境を考える参考にもなります。
宅地の土砂が崩壊するのを防ぐため、斜面(法面・法地・崖地)をブロックなどで補強した壁のことをさします。
ひな壇形状の造成地などでよく見かけられ、素材はコンクリート・ブロック・石を主に用います。
擁壁の強度を保つためには、水はけが重要です。
土地は含水量が多くなると軟弱化するとともに、擁壁に対して圧力を増して崩壊の原因となるからです。
そのため、高さ2メートル以上の擁壁では、3平方メートルに1ヶ所の割合で水抜きを設置することが義務づけられています。
基本用語から専門用語まで、不動産に関わる様々な用語をご説明していきます。
今回は「ゆ」から始まる用語です。
死後の財産相続などについて意思を表示したもののこと。
自分の死後、遺産の処分について、法定相続と異なる相続を可能とします。
遺言書を作成するメリットとしては、
■相続人以外の人に遺産を与えられる
■法定相続分と異なる分配ができる
■兄弟姉妹の相続権を排除できる
■相続争いなどのトラブルを回避できる
などが挙げられます。
また、遺言でどの財産を誰に相続させるか明確にすることで、不動産の所有権移転登記が単独で行える、預貯金の払い戻しが円滑に行えるなどの利点もあります。
ユニットキッチンとは、シンクやコンロ、吊り戸棚などのパーツが、バックパネルや相戸パネルに一体化されたキッチンのことです。
一般的には単身者用の賃貸アパートやマンションに設けられた、コンパクトでカスタマイズできないタイプをユニットキッチンと呼んだりしますが、明確な定義はありません。
あらかじめ天井・浴槽・床・壁などを工場で成形しておき、現場に搬入した後にそれらを組み立てる浴室のことをいいます。
システムバスとも呼ばれ、従来の浴室に比べ、短時間での施工が可能で水漏れのリスクが少ないことから、現在では様々な建築物に用いられています。
洗面台と浴室が一緒になったタイプを「2点ユニット」といい、トイレ・洗面台・浴室が一緒になったタイプを「3点ユニット」といいます。
基本用語から専門用語まで、不動産に関わる様々な用語をご説明していきます。
今回は「も」から始まる用語です。
ひとつの所有権を複数の人が持っていることを「共有」といい、各共有者が持つ所有権の割合を「持分」といいます。
持分は合意または法律の規定で決まり、それが明らかでないときは均等とされます。
マンションなどの区分所有建物では、建物の共有部分は「共有」で、「持分」は専有面積の割合とされます。
モデルハウスとは、住宅メーカーや工務店などが建設した実物大の展示用住宅のことです。
住宅展示場や分譲地の一画に建てられ、自社の住宅の構造や設備を説明するために活用されます。
モデルハウスは実際に家の中に入って空間を確認でき、そのメーカーが実際に使用している設備や仕様なども、パンフレットと実物を照らし合わせて見ることができます。
また、躯体や使用する材木、水回りの設備、扉や窓のサンプル、外壁、内装のカラーバリエーションなどのサンプルが展示されていることもあり、具体的なイメージ作りの参考になります。
ただし、モデルハウスを作るにはコストがかかるため、モデルハウスを展示できるメーカーは限られています。
最近では、ホームページで施工事例や販売物件に関して紹介したり、バーチャルモデルハウスを公開するメーカーも増えています。
基本用語から専門用語まで、不動産に関わる様々な用語をご説明していきます。
今回は「め」から始まる用語です。
ひとつの住戸が2階層になっているタイプのことです。
マンションの間取りでも、戸建感覚があるのが特徴です。
各住戸は共用部分への出入り口を持つ階・共用部分に接しない階からなり、2つの階は住戸内の専用階段で結ばれています。
ロフトと呼ばれるものと似ていますが、ロフトが建築基準法では居室と認められない空間なのに対し、メゾネットタイプの上階は、居室の基準を満たした空間と言えます。
一定の範囲で間取りや設備が選択できるプランのこと。
未完成の物件で、一定の期間内であれば、予め用意された範囲内で設備や仕様、間取りが変更できます。
選択範囲はプランによりますが、基本となる間取りを基に、洋室を和室に変えたり、和室をなくして大きなリビングにしたり、キッチンのタイプをカウンター型から独立型へ変更するなどライフスタイルに合わせた選択が可能となります。
めやす賃料とは賃料、共益費・管理費、敷引金、礼金、更新料を含み、賃料等条件の改定がないものと仮定して4年間賃借した場合(定期借家契約の場合は、契約期間)の1ヶ月当たりの金額です。
必ずかかる費用、かからない費用なども物件により異なるため、正確な費用で各物件を比較したいという方は、不動産会社に依頼して費用を細分化し、トータルの費用を算出することが望ましいです。
免震構造とは、地震による建物の揺れや破壊を防ぐため、地震の力が直接建物に伝わらないよう工夫された構造のことです。
基礎(建物を支える下部構造)と建物の間に、水平に柔らかく動くバネの原理で、地震の揺れを建物に伝えにくくする積層ゴムや、振動エネルギーを吸収する(制震ともいいます)ダンパー(振れ止め)などの装置を入れることで、地震時に建物にかかる水平力(建物に対して横方向でかかる力のこと)を、在来構造に比べて5分の1〜3分の1にまで低減することができます。
維持・管理・修繕のことをいいます。
マンションも一戸建ても、長く快適に暮らすためには、日常的な清掃や定期的な点検、短期・長期の修繕が欠かせません。
室内の壁や外壁、水まわりの設備、屋根など、それぞれの場所や設備によって耐久年数があり、それに応じたメンテナンスが必要です。
メンテナンスをすることで、建築物の耐久性を向上させます。
文字通り、建築後にメンテナンスをあまり必要としない資材や建材のこと。
主に屋根材や外壁材に使われることが多く、自然素材(無垢の床や木材、珪藻土や漆喰などの塗り素材、紙やケナフなどの草を原料にした壁紙など)を用いることが多いです。
例えば、フローリング材に無垢の素材を使うことで、部分的な色褪せや表面の剥がれの心配がなくなったり、壁に珪藻土を使うことで、傷が付いてもその部分だけを簡単に補修できたりします。
電気や水道、ガスのメーターを収納した場所のこと。
外部の人に検針されることが前提のため、玄関脇など住戸の外に作られます。
マンションでは、専有部分ではなく共有部分となります。
間取り図ではMBと略されたり、パイプスペース(上下水道やガス管などの配管スペース)の中にメーターボックスがある場合は、MBPSと略されることもあります。
社名
株式会社
西住通センター
住所
神奈川県横浜市保土ヶ谷区天王町2-46-5
電話
045−335−4578
営業時間
9:30-18:00
定休日
水曜日・日曜日・祝日